ボーリングの匠 - 第8回 「次の世代へ残すもの」 東邦地下工機株式会社|工事機械(ボーリングマシン等)の製造販売

ボーリングの匠ARTISAN

第8回 「次の世代へ残すもの」

谷淵ボーリング 代表者
愛媛県松山市久保田町93番地5
TEL 089-973-4403

谷淵 唯明 (Tanibuchi Tadaaki)

匠の紹介

「ボーリングの匠」第8回は、愛媛県にあります、谷淵ボーリングの谷淵さんをご紹介します!

取材当日は、まだまだ暑さが残るなか、喜多郡内子町内にて調査ボーリングの真っ最中でした。

かつては排水ボーリング工などもしていたが、現在では調査ボーリングを中心にシフトしていて、主に地すべり関係が多いそうです。削孔に使用するメタル類なども現場に合わせて工夫してつくるのが得意で、注文をする際にも多くのこだわりを注ぎ込みます。

深掘りに対しても情熱を燃やしており、例えば、10m×8本を掘るよりも、80m×1本でコアを採取した際の達成感が好きなのだそうです。

また、今後は泡ボーリング(※1)の手法も確立していきたいとのこと。
谷淵ボーリングに頼んだ時に、出来ないものはない、というようにしておきたいんですよ。
とにかく、息子へ、ボーリングの基本すべてを残してやりたい。 と谷淵さん。

今回の現場でも、息子である司(つかさ)さんがボーリングマシンを稼働しておりました。

現場毎での状況判断やその対処方法、ビットの選択・・・等々、
私からみればまだ半人前です。
だからこそ、今はとにかく、いろいろと経験させてあげたい。
そしてこの先、わたしがもっているもの全てを息子へ伝えていきたいです。

いわば、これが現在の趣味みたいなものかもしれませんね。
確かに、パソコン作業などでは負けますが、ボーリングにかけてはまだまだです!と谷淵さん。

これからも息子さんとともに、お体に気をつけて頑張ってください!

インタビュー

記  者:これまでに特に心に残ったお仕事はございますか?

谷淵さん:若い頃は、岡山~京都~金沢あたりまでの広範囲でよく作業していましたが、特に思い出深いのは、ボーリングをはじめて間もない新人の頃に作業した、東名高速の調査ボーリングでしょうか。ボーリングマシンをバラしては、山間を移動して、組み立ててまた設置と削孔。ひたすらこの繰り返しですね。

とても厳しい環境でしたが、いい経験になっていると思います。
その他では、ダムや海上ボーリングなどもよくやりました。

先ほども言いましたけど、息子には、今はとにかく多くの経験をしてもらいたい。
そして、まずは確実な試料がとれるようになるよう指導してきたいです。

記  者:本日は取材のご協力ありがとうございました!

(※1)泡ボーリング
別名、フォームドリリングともいう。循環流体として水や泥水のかわりに、発泡剤希釈溶液を圧縮空気に混入して生成されたシェービングクリーム状の泡を用います。この循環流体によって掘削ビットを冷却し、掘削したスライムを包み込んで地表に排出するシステム。

【特徴】
 ①使用水量が少量であるため、水確保の困難な場所に向いている。
 ②無水掘りを必要とする試料採取の困難であった地層において採取率が向上する。
 ③循環水及び圧縮空気の消費量が少ないため、ポンプとコンプレッサーが小さくて済む。
 ④亀裂の多い地層や崩壊性地盤においても孔壁安定剤の使用により、作業がスムーズになる。
 ⑤水・泥水工法(従来工法)のように孔壁に影響を与えない為、孔内試験に適している。
 ⑥ビットライフが長持ちする。
 ⑦従来の循環水による採取試料の流出を解決できる。  ・・・などが挙げられる。

現場写真-1現場写真-1
現場写真-2現場写真-2
息子の司さん(左)と社長(右)息子の司さん(左)と社長(右)

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